先週の3連休の際は、台風14号対応のためにU-dokiや臨時の台風特別番組に出演。
上陸直前まで猛烈な勢力になっていたため、覚悟はしていましたが、すさまじい台風でした。
台風がここまで発達した理由としては、海水温の高さが挙げられます。
東シナ海の海上では、9月12日から15日ごろにかけて台風12号が北上していたことで、海水温が下がっていたのですが、
九州の南の海上では、30度前後の高い海水温が持続していました。
ただ、平年の海水温との比較では、
平年より若干高い程度だったため、高い海水温だけが発達理由ではないように感じます。
日経新聞の記事(有料会員限定)では、
台風14号、最強級に急発達 高い海水温・季節風影響か - 日本経済新聞
台風14号は非常に強い勢力で九州に上陸した。気象庁が「過去に例がないほど危険」とみる台風14号は、予想を上回って過去最強級の勢力へ急発達した。通過した海域の温度が高く、季節風の影響も受けて大量の水蒸気が流入したとみられている。気象庁は新たに宮崎県に大雨特別警報を出し、広い範囲で警戒を呼びかけている。「住家が倒壊するよう...
南西からの季節風によって大量の水蒸気が流れ込んだことも一因ではないか、とも指摘されており、
高い海水温と大量の水蒸気によってここまで発達したものと考えられます。
非常に強い勢力で鹿児島市に上陸したころの宮崎市内は猛烈な風が吹いていて、
UMK通用口から屋外の様子を撮影してみたのですが、吹き抜けになっている部分でも暴風が吹き荒れ、
半分屋内のような場所なのにびしょぬれになります…。
この日は15時前に番組出演を終えていたのですが、
暴風がある程度落ち着くのを待っていたため、帰宅したのは21時過ぎ。
また、上陸直前の大淀川の河川カメラの様子も見ると、
通常時なら広場になっている場所も完全に浸水し、河川敷へ降りる通路まで浸水しつつあります。
今回の台風では山間部で大きな被害を受けており、
高千穂峡では歩道の手すりの大半が流されており、復旧するまで時間がかかりそうです。
被害の大きかった山間部の地域では、今後、国交省のテックフォースも入って作業が本格化するようなので、
いち早い復旧が望まれるところです。
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