レナード彗星が増光しつつも高度を下げて太陽に近づきつつあるので、9日早朝に再び撮影へ。
午前3時に起床、4時に観測地着、4時半ごろになるとほどほどの高さまで上がってきたので、撮影を開始。
前回の撮影では焦点距離が1120ミリ(R200SS・エクステンダー使用)と長く、彗星の動きが早く露出時間をあまり取れなかったことを踏まえ、今回は焦点距離300ミリのFL55SSに切り替えて撮影してみました。
レナード彗星(C/2021 A1 Leonard)
この方が彗星の尾もしっかりと映っていますね。
焦点距離を短い鏡筒に変えて正解でした。
画像ソフトで背景を暗くしてみると、核の明るさと彗星の尾がよりはっきりしますね。
星が線のように伸びているのは、星の速さ(地球の自転の速度)と彗星の速さが異なるためで、レナード彗星を追尾して長時間露光を行うと、このようになりますね。
なお、もう少し露出時間を延ばす(5分)とこんな感じです。
彗星の核がさらに明るくなっているものの、個人的には星の光の伸びの方が気になってしまいます。
長めに露出するなら焦点距離の短い鏡筒か望遠レンズにした方がいいかもしれませんね。
レナード彗星は太陽近傍を通過し、来週後半ごろからは宵の空に現れるようです。
仕事が終わってからの時間では間に合わないので、撮影する機会に恵まれるかどうか悩ましいところですが、もう一度くらい狙いたい!
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