九州南部が梅雨入りした5月中旬はくもりや雨が続いていましたが、先週末くらいから梅雨の中休みがつづいています。
梅雨の真っただ中に夕焼けが見えるとほっとした気分になるのですが、夕焼けの色にも注目です。
特に先週27日の夕焼けは鮮やかで、翌日に出勤した際には視聴者から夕焼けの写真がたくさん届いていましたね。
私も燃えるような夕日に見とれてしまった人間の1人です。
普段はオレンジ色の夕焼けが鮮やかな色になるのには、太陽の光(可視光)が関係しています。
太陽光を分解すると、スペクトルはだいたいこんな感じになります(目分量でグラデーションを作成したので、あんまり正確ではないです…)。
太陽光のうち、波長が短いほど青く、反対に波長が長いほど赤くなっていますね。
波長による色の違いによって、
日中:太陽光が最短距離で届き、波長の短い青い光をよく散乱
夕方:太陽光が真横から届き、大気中を長距離進んでくるため、波長の長い赤い光だけが届く
となり、時間帯による空の色の変化が現れます。
さらに、梅雨の今の時季は空気が湿っています。
大気中の大量の水蒸気によって、より長い波長の光が残ることで、夕焼けの色もより色が濃く鮮やかなものになるんです。
特に今の時季は晴れ間があっても空気が湿っているので、梅雨の中休みには幻想的な夕焼けを楽しみたいですね。
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