今朝は上空の寒気の影響で冷え込みがかなり強まりました。
こんな寒い日の朝には、以前の職場で一緒だったフランス人の同僚から、
「サカイさーん! フランス語で「サカイ!」は「寒い!」って意味ですよ!」
と言われたことを思い出します。
もちろん、ほかにもたくさん話をしたはずなのですが、この一言だけはやけ鮮明に記憶に残っています(笑)
さて、フランス語で「寒い」とか「冷たい」は、
froid (froide)
なので、
「私(男性)は寒い」と言いたいときは「J’ai froid.」となります。
なぜ「サカイ」になるのか調べても分からなかったのですが、最近になってようやくその意味が判明しました。
froidという形容詞は関係なく、別の単語のcaillerという動詞がポイントです。
caillerは「(牛乳・血などが)凝固する」という意味ですが、話し言葉では「凍える、いてつく」という意味を持っています。
「寒い」と言う場合は形式主語を使って、
Ça caille.
「ユ」の発音は弱いので、読みはほぼ「サカイ」ですね(笑)
フランス語の辞書を引いても「寒い」という意味を持つ単語は「froid」くらいだったので、「cailler」という動詞を知り、ようやく真相に辿り着くことができました。
10年近く前の何気ない雑談がのちにテレビで紹介するネタになるなんて、感慨深いものがありますね。
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