「Spring」の語源

「Spring」は英語で「春」の意味ですが、ほかにもいろいろな意味を持っていますね。

手元のジーニアス英和辞典で調べてみたところ、

動詞では、

1⃣はねる

名詞では、

1 ⃣春

2⃣ばね

3⃣泉

などが出てきます。

個人的には、「ばねが跳ね飛ぶように植物が芽を出す季節」と勝手に思っていたのですが、どうなんでしょうかね。

天気ネタとして面白いものになりそうなので、さっそく図書館に行って見つけた辞典が『英語語源辞典』(研究社)。

いつごろからこんな言葉が使われるようになったのか、新しい意味が加わったのか、といった情報が満載なので眺めているだけでも面白い辞典です。

さて、10世紀ごろまでの古い英語で「Spring」は、

1⃣(ものが)急に跳ねる

2⃣(名声・噂などが)広まる

3⃣(水が)わき出る

4⃣(植物が)生える、芽吹く、生長する

など、動詞としての使われ方が多かったようで、元々「春」の意味はありませんでした。

「長くなる」から派生した「Lenten」「春」を意味する言葉だったようです。

「Spring」「春」の意味が加わるようになったのが、時代を少し下った16世紀ごろ

「1年のはじまりの時季」という文脈で使われだし、定着していったようですね。

私の独自解釈は当たらずも遠からじ…、

いや、普通に外れていますね(笑)

二十四節気でも「立春」が始まりですし、1年をとおして四季のある地域では「春」を1年の始まりと考えているのかもしれませんね。

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