今年の8月は全国的に記録的な暑さとなっていました。
宮崎県内では暑さはほどほどだったものの、
台風6号や暖かく湿った空気の影響で大雨の日が続き、記録的な降水量となりました。
宮崎市では、
月降水量(8月) 949.5ミリ 8月の観測史上1位
※平年8月の降水量(275.5ミリ)のおよそ3.4倍
となったほか、県内各地で8月の月降水量の最多記録を更新しています。
アメダスの8月降水量データを地点・日付ごとにまとめたものがこちら。
県内26の観測地点のうち、16地点で8月の観測史上1位の記録を更新しています。
特に北方(延岡市)と日之影では、平年8月のおよそ3.7倍になっていますね。
記録的な月降水量の背景としては、8月上旬に接近した台風6号の影響だけではなく、
暖かく湿った空気の影響がつづいたことで積算降水量が押し上げられたものと考えられます。
暖湿気の影響は観測データにも表れており、
注目したいのが「蒸気圧」の数値です。
蒸気圧が高くなるほど、水蒸気量を多く含むことができるため、
蒸気圧をみれば暖かく湿った空気の影響をどのくらい受けていたのか、把握することができます。
宮崎市の蒸気圧は、
月平均蒸気圧(8月) 32.0hPa 8月の観測史上1位
※平年8月の月平均蒸気圧(29.3hPa)
となっており、やはり暖かく湿った空気の影響を強く受けていたことが分かります。
今後も台風や熱帯低気圧が続々と発生する見込みなので、
まだまだ暖かく湿った空気の影響で不安定な天気が続きそうです。
そろそろ天気も落ち着いてほしいですね。
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