今年の冬は、昨秋から予想されていたように、ラニーニャ現象現象の影響もあって全国的に寒い冬となりました。
気象庁から発表された、2021年12月1日~2022年2月28日までの平均気温の平年差を振り返ってみると、
東日本から西日本にかけて、平年を0.5度以上下回ったところが多くなっていて、平年より高かったのは北海道と沖縄県くらいでしょうか。
宮崎県内の代表地点として、宮崎市の冬の平均気温を平年と比較してみたところ、
平均気温は、「平年が8.8℃」に対して「今季の冬が8.2℃」となったので、平年よりやや寒い冬となっています。
平年より0.6℃低いくらいでは、厳冬といってしまうとちょっと大げさかもしれませんね。
ちなみに、社内でおよそ80人に「今年の冬はどうだったか」ということでアンケートをとったところ、
「暖かかった」…7人
「ふつう」…11人
「寒かった」…61人
という結果になりました。
「寒かった」と感じた人が圧倒的でしたね。
「平年よりやや低い」くらいの平均気温であれば、もう少し「ふつう」と答える人が多くなりそうですが、昨年までの冬の状況が関係していそうに感じます。
2018年の冬までさかのぼって平均気温を調べてみると、
2018年の冬は平年の平均気温を大幅に下回り、寒さが厳しい冬になったものの、
2019年・2020年は観測史上1位・2位の高さの気温を記録し、
2021年の冬もやや暖かかったことで、3シーズン連続で極端な暖冬となっていました。
これを踏まえると、暖かい冬が続いた反動で、平年よりやや低いくらいの寒さでも、より寒く感じているのではないかと思います。
数字データだけで気温を把握するだけではなく、体感気温も追いかけてみると面白くなりますね。
コメント