10月に入ってからも30度以上の真夏日になる日が続いていて、日中は夏のような日差しが届いています。
都城市と串間市では、10月の観測として初の5日連続(10/1-5)の真夏日を観測しています。
さて、アメダスの観測地点では、各観測項目について観測史上1位から10位の値を掲載していますが、このような連続日数についてはどこにも掲載されていないんです。
ただ、過去の気象データを調べれば簡単に導き出すことができるので、その調べ方を紹介します。
元データは、気象庁HPの「過去の気象データ・ダウンロード」から取得できます。
データの取得方法は、以前こちらのページで解説していますので、よければご参考に。
まずは、
地点:宮崎県都城市
項目:最高気温
期間:開始年~2020年までの10月1日~31日(特定期間の複数年表示)
を入力して、昨年までの10月の最高気温のデータを取得します。
取得したデータは、
このようになっていて、10月分だけのデータを2020年まで出力してくれます。
なお、都城市での観測開始は1942年からなので、宮崎市より短い期間のデータとなっています。
作業の都合上、品質情報・均質情報は非表示にして、最高気温の隣(F列)にIF関数を入力します。
IF関数の引数はこちら
なお、B7セルには、
=IF(B7>=30,F6+1,0)
と入力されています。
この引数が何を意味しているかというと、
論理式で、最高気温が30度以上かどうかを区別し、
真の場合、前日の結果(直上セル。ここではF6)に今日の結果(「0」か「1」)を加える
ことによって、30度以上の真夏日が続けば続くほど、IF関数での計算結果が大きくなり、連続日数として把握できるようになります。
特に「データ」ー「フィルター」をかければ、
数字の一覧が現われます。
これを見れば、1942年~2020年の10月の連続真夏日日数は、
「4日間が最大だった」
ということが一目で分かるので、5日連続した時点で記録更新となりますね。
論理式の値や不等号を変更することで、夏日や冬日の連続日数を計算することもできるので、IF関数はなかなか便利です。
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