季節も晩秋から冬へと移り変わっていて、
宮崎市ではイチョウの黄葉とカエデの紅葉が発表されました。
平年(1991年~2020年の30年平均)の発表日は、
イチョウ黄葉 11月29日
イロハカエデ紅葉 12月4日
となっていて、イチョウの黄葉の方が5日間ほど先行しています。
ただ、今年の場合は、
イチョウ黄葉 11月24日
イロハカエデ紅葉 11月22日
となり、イロハカエデの紅葉発表の方が先に発表されています。
イチョウの黄葉(11/24 @宮崎県総合文化公園)
イロハカエデの紅葉(11/22 @宮崎地方気象台)
逆転現象が起こるのは珍しいのではないか、と思って、
過去の宮崎市のイチョウ黄葉日とイロハカエデ紅葉日を比較してみたところ、
このような結果となりました。
黄色セル:イチョウの黄葉が先行 赤色セル:カエデの紅葉が先行 橙色セル:同日
こうしてみると、1980年代後半からイチョウの黄葉が先行しているものの、
それ以前はカエデの紅葉の方が早かったようですね。
紅葉が進むのは冷え込みが関係しているため、
平均気温の上昇に伴って、カエデの紅葉が遅れてきているのではないか、
と思って全国の地点も調べてみました。
ただ、予想とは合わないデータが続々と出現…。
例えば、仙台のケース
仙台でも平均気温は上昇してきているものの、
1990年代以降はカエデの紅葉の方が先行するようになっています。
また、宇都宮のケースでは、
観測開始当初からカエデの紅葉が先行していました。
どうやら、気温が関係しているかどうか、単純には判断することはできませんね。
地域差もよく分からないし、もう少し詳しく調べてみようかと思います。
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