11月に入って、宮崎県内でも標高の高いところから紅葉が始まっていますね。
ニュースではえびの高原の紅葉の様子を紹介したのですが、
個人的には、今年の紅葉はまだ見ていないので、過去に撮影した紅葉の写真を探してみました。
2020年11月に高千穂町を訪れたときは、紅葉の真っ最中でした。
それと、ニューヨーク駐在中の2013年に、セントラルパーク内で撮影したものもありました。
ニューヨークは乾燥して空気が澄んでいたので、空の青とのコントラストも素敵です。
なお、パーク内で紅葉しているのはシュガーメイプルみたいですね。
紅葉の赤い色を眺めていると、同じ赤い色でも、樹木の種類によって、
また同じ樹でも、枝によって赤い色が微妙に異なって現れています。
日本語は、色の表現が繊細であるように感じるので、
赤い色に関する漢字とその由来を調べてみました。
「紅(くれない)」
紅花による染色の色。
中国の「呉」の国から伝わり、「呉(くれ)」の「藍(あい・染料の意)」から「くれない」に
「茜(あかね)」
アカネソウの根の部分が染料であることから
「緋(ひ)」
茜染めの中で、最も鮮やかな黄みの赤のこと
「朱(しゅ)」
赤色顔料の色を表す古来の色の名前
「丹(に・タン」
赤い土や顔料のこと。神社の鳥居の赤い色は丹塗り
また、これらの色は日本工業規格(JIS)で配色比率が決まっていて、
RGBカラーで表してみるとこんな感じになりました。
単純に色を並べただけなのに、赤い色のグラデーションができているように見えます。
モニターに映してみても、結構きれいに映ってました。
繊細な色の違いがあるし、これらの色に名前をさずけた日本語の美しさも感じます。
これからの紅葉が進む季節は、葉の色の変化を感じつつ、
様々な色の違いに注目して紅葉を楽しんでみるのもよさそうですね。
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