アメリカでは、今月下旬から６月ごろにかけてセミの大量発生が予想されています。
このセミは素数ゼミといって、幼虫で過ごす年数が素数になっていることが特徴です。
13年周期をもつ「13年ゼミ」と17年周期を持つ「17年ゼミ」が同じ年に同一地域で羽化することで、
1兆匹も同時に羽化する（‼）とも言われています。
素数ゼミは、集団ごとに発生する地域が異なっており、
発生エリアを把握していれば、17年も待たずにセミを観察することは可能です。
以前ニューヨークに赴任していた時（2013年～2015年）に、
近くで素数ゼミが発生する場所がないかと思って調べていたところ、
2013年はニューヨーク市のスタテンアイランドで発生とのこと！
マンハッタンの南端からスタテンアイランド・フェリーが出ているので、
ニューヨークの摩天楼や自由の女神を遠目に眺めながら、船旅気分でスタテン島へと向かいます。
しかも、船賃は無料！ ※2013年当時
発生が予想される場所へとバスで向かい、草むらなどを探していると見つけました！
６月後半にセミ探しに向かったため、大量発生のタイミングを逃してしまったものの、
生き残りを見つけることができました。
大きさはこんな感じで、体長は３センチほど。
日本のセミには少ない、真っ赤な目が印象的です。
また、地元の博物館には「They’re baaack!!!」と銘打った
17年ゼミの特別展も開催されていましたね。
素数ゼミの羽化はこれからが本番なので、
どれだけの大量発生となるのか、ひそかに楽しみにしています（笑）
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