今年の8月はいつもより蒸し暑い? 蒸気圧を調べてみた

データ

今年の夏は、すっきり晴れたのは梅雨明け直後の時期くらいで、

雲が広がりやすい天気が多く、いつもの夏と比べるとより蒸し暑いように感じます。

例年と比較して具体的にどれくらい蒸し暑いのか、相対湿度を調べればいいように感じますが、

湿度は気温によって変化するため、暑い日が多ければ相対的に湿度は低くなってしまいます。

絶対量としての水蒸気量を比較する場合、いい指標となりそうな観測項目が「蒸気圧」です。

1㎥の空気に含んでいる水蒸気の量を表現する際に、水蒸気の圧力(分圧)で表すことがあり、水蒸気量は水蒸気圧で代替することができます。

つまり、蒸気圧が高ければ高いほど、水蒸気量も多いことになるんです。

というわけで、直近の宮崎市の平均蒸気圧(8月上旬)を過去の観測データと比較してみました。

旬ごとの蒸気圧が観測されたのは1961年以降なのですが、

2022年8月上旬の平均蒸気圧は、観測史上2位になっています。

蒸し暑く感じているのは、実際に水蒸気量が多くなっているからと言えそうですね。

また、8月の月間蒸気圧も同じように順位表を作ってみました。

8月上旬の平均蒸気圧が最も高かった2017年は、月間でも1位タイの水蒸気量となっています。

まだ8月中旬なので、2022年のデータは含めていないのですが、

昨日時点(8月18日)での暫定データもランキングに加えてみたところ、

2022年が暫定1位となっていました!

どおりで蒸し暑く感じるはずですね。

8月はまだ2週間近く残っているので、最終的な月間平均蒸気圧がどうなるのか、注目です。

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