躑躅(ツツジ)の部首はなぜ「足へん」なの?

自然

先週のオンエアでは、ツツジを紹介。

UMKの敷地内のツツジを撮影してきて、手前味噌ではありますが、植栽が豊かな敷地です。

ヒラドツツジ @UMK

こっちは花が小ぶりなのでサツキでしょうか?

週末は過ごしやすい天気で、身近なところで咲くツツジを眺めるには気持ちの良い陽気でした。

ところで、ツツジは漢字で「躑躅」と書きます。

キーボードで「ツツジ」と打って変換するとおどろおどろしい文字が出てくるので、「本当にこの字であっているのか」と驚くかもしれませんね。

花や植物を漢字で表記すると、大半が「木へん」や「草かんむり」、「竹かんむり」の部首で構成されているので、「足へん」の部首を持つ「躑躅(ツツジ)」は異色の存在です。

元々「躑躅」は「テキチョク」とも読む言葉で、同じ足へんの熟語である「躊躇(チュウチョ)」とほぼ同じ意味を持っています。

どちらの言葉も、「ためらう」とか「立ち止まる」といった意味になりますね。

このことから、「足を止めて眺めてしまうような美しい花」ということで、植物には珍しい「足へん」の漢字でありながら「ツツジ」の意味を指すようになったみたいです。

これはあくまで一説なのですが、他にも諸説あります。

ツツジの花には毒が含まれており、ツツジを食べた羊が毒によって足がふらつき、動けなくなったことから「躑躅」の漢字があてられた、という話もあるようです。

私の出身地・川崎市の市花は「ツツジ」だったせいか、ツツジの花が身近にあふれていたので、子供の頃はよくツツジの花の蜜を吸っていました…。

当時は毒があるなんて知らなかったものの、よくないことをしたものです(笑)

漢字の部首に注目すると、意外な由来が分かるので面白いですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました