14日(月)は南からの暖かい空気の影響で一気に気温が上がり、宮崎県内では各地で25度以上の夏日となりました。
また、ほとんどの地点で今年1番の暑さとなり、宮崎市内の3地点(宮崎・赤江・田野)では3月の観測史上最高気温を記録していますね。
宮崎市では、3月に最高気温が28度を超えるのは77年ぶり(1945年3月31日以来)となりました。
季節外れの暑さに目がいきがちですが、最高気温の一覧をよく見ると県内で1か所だけ前日比マイナスを記録した地点が延岡市です。
宮崎市から直線距離で北に80キロ程度しか離れていないのにもかかわらず、最高気温の差は8度近くも開いていますね。
アメダスで14日(月)15時の気温を確認してみても、
宮崎市内に夏日(25度以上)の地点が集中しているものの、延岡市では19度台にとどまっています。
宮崎市と延岡市でここまで気温差が開くことは珍しいのですが、
考えられるのは「風向き」です。
同時刻のアメダスの風向・風速を確認すると、
宮崎市内では風向きが南西となっているのに対し、延岡市では風向きは東よりとなっていますね。
この風向きの差が意味しているのは、
宮崎市内:暖かい空気が南西から流れ込み、季節外れの暑さに
延岡市:海上の冷たい空気が東から流れ込み、気温の上昇を抑制
ということなんです。
気温が上昇したところだけでなく、あまり上がらなかったところにも注目すると、地点による違いが見えてきますね。
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