10月24日に金星が西方最大離角となるため、早朝(未明)に起きて撮影をしてきました。
「最大離角」というのは、内惑星(水星・金星)が太陽から最も離れて見えるときのことで、
金星の高度が高くなるため、観測しやすいタイミングです。
最大離角になるタイミングは2度あって、
東方で最大離角になるときは、日没後の夕方~夜の時間帯に西の空で見ることが出来ます。
オンエアでも「西方最大離角」の解説をしたかったのですが、
伝わりにくいので写真の紹介のみにしておきました。
当日は午前2時に起きて、3時過ぎから観測開始。
午前3時半ごろにはすでに昇ってきています。
午前5時過ぎには観測しやすい位置に上げており、画角も上方に調整しています。
肉眼ではまだ真っ暗だったものの、露出時間を15秒にしたことで薄明の開始も捉えていますね。
午前6時前には日の出も近づき、明るくなってきたので露出時間も大幅に短くしています。
高度もさらに上げていますが、そろそろ撮影が難しくなってきたので、この辺りで撤退しました。
また、望遠鏡で撮影すると、
半月に近い形になっていることが分かりますね。
金星は、これからは少しずつ高度を下げていきますが、
年末ごろまでは観測しやすい高い位置で輝いてくれるようです。
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