金星が西方最大離角に

惑星

10月24日に金星が西方最大離角となるため、早朝(未明)に起きて撮影をしてきました。

「最大離角」というのは、内惑星(水星・金星)が太陽から最も離れて見えるときのことで、

金星の高度が高くなるため、観測しやすいタイミングです。

出展:国立天文台 暦計算室

最大離角になるタイミングは2度あって、

東方で最大離角になるときは、日没後の夕方~夜の時間帯に西の空で見ることが出来ます。

オンエアでも「西方最大離角」の解説をしたかったのですが、

伝わりにくいので写真の紹介のみにしておきました。

当日は午前2時に起きて、3時過ぎから観測開始。

午前3時半ごろにはすでに昇ってきています。

午前3時33分撮影 ISO1600 10秒露出

午前5時過ぎには観測しやすい位置に上げており、画角も上方に調整しています。

午前5時17分撮影 ISO1600 15秒露出

肉眼ではまだ真っ暗だったものの、露出時間を15秒にしたことで薄明の開始も捉えていますね。

午前6時前には日の出も近づき、明るくなってきたので露出時間も大幅に短くしています。

午前5時52分撮影 ISO1600 0.1秒露出

高度もさらに上げていますが、そろそろ撮影が難しくなってきたので、この辺りで撤退しました。

また、望遠鏡で撮影すると、

ステライメージ9で0.3ミリ秒の画像を200枚ほどスタックして作成

半月に近い形になっていることが分かりますね。

金星は、これからは少しずつ高度を下げていきますが、

年末ごろまでは観測しやすい高い位置で輝いてくれるようです。

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