第61回延岡西日本マラソンで好記録続々

気象

12日(日)は、3年ぶりに延岡西日本マラソンが開催されました。

ようやく開催される運びとなり、私もお天気中継で選手たちを応援してきましたよ。

なお、今大会で大きく変わったのが、マラソンのスタート時刻です。

スタートから間もない @延岡市役所前

前回大会までは正午スタートだったのが、今回から8時35分スタートとなり、午前中の開催となっています。

この変更によって、大きく変わるのが風の強さです。

冬の宮崎の気象としては、

・安定した晴れ

・空気が乾燥

・強い西風

が特徴なのですが、

延岡西日本マラソンに参加する選手にとっては、折り返し後に強い西風を受ける形になります。

特に、午後は太陽の日射によって空気がかき混ぜられることで、地上付近の風も強まりやすくなるため、

マラソンが正午スタートとなると、ゴールに向かうころは向かい風が強烈になっていました。

実際の風速データがこちら。

延岡市の2月の風速を時間ごとに10年間分(2013年~2022年)まとめたものです。

夜から朝にかけて安定して弱かった風速が、

太陽が高く上昇する昼前から昼過ぎ頃にかけて、急に強まっている様子が分かりますね。

風が強まる前にフィニッシュを迎えるタイムスケジュールの方が、

選手たちにとっては好条件になっていると思います。

なお、今大会では安定した晴れの天気ではなく、天気がゆっくりと崩れるタイミングで風自体は弱くなっていました。

ただ、気象状況としては好条件だったので、優勝者は大会2位の記録を出すなど、見ごたえのあるレースとなりました。

次回以降の大会では、風の動向とレースの行方に注目したいですね。

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