おととい水曜日のオンエア直前にアークらしきものが発生!
急いで撮影して天気情報の冒頭で紹介したのですが、異なる現象を伝えてしまいました…。
この現象は太陽からの位置を踏まえると「タンジェントアーク」なのですが、
「太陽の上方に発生しているから環天頂アークだ!」
と思いこんで間違って紹介してしまいました…。
時間がなかったとはいえ、ちゃんと調べられなかったことは反省です…。
このミスを挽回すべく、薄雲がかかっているときに観測されやすい、各種ハロ・アークをまとめてみました。
ハロ
まずは頻繁にみられる、「ハロ」です。
「暈(かさ)」とも呼ばれていて、太陽の周りに光の輪のようなものができる現象です。
範囲が広いので、全体を写すのが難しいですね。
よく見られるので、見慣れた現象かもしれません。
なお、満月前後のときも「月暈(つきがさ)」として現れることもあります(写真はまだ)。
幻日(げんじつ)
幻の日と表現するのが「幻日(げんじつ)」です。
主に朝や夕方に見られやすく、太陽の両サイドに虹のような光が現われる現象です。
運が良ければ左右同時に発生することも(私はまだ見たことない…)。
環水平アーク
太陽から46度下の部分に現れるのが「環水平アーク」です。
太陽高度がある程度高いときに現れるもので、これからの時季は正午前後に見られやすくなります。
このとき(2019年4月)は大規模なアークが現われたので、視聴者からの写真投稿もたくさんいただき、ニュースでも紹介しましたね。
タンジェントアーク
私が「環天頂アーク」と取り違えてしまった現象が、「タンジェントアーク」。
太陽の上側に現れる(タンジェントアークは下部にも出現)ことはどちらも共通しているのですが、異なるのは太陽との位置関係です。
環天頂アークが太陽の46度上方に現れるのに対して、タンジェントアークは太陽の上下22度付近に現れるものです。
「あまり天頂に近くないな…」と違和感を覚えつつ、急いで撮影してオンエアに間に合わせていたので、しっかり調べきれなかったのは反省です。
ハロ・アーク一覧
ここまで紹介した現象が自分でも見たこと・撮影したことがあるものなのですが、このほかにもたくさんの大気光象があります。
昨日・今日とPhotoshopで作業をして1つのイラストにまとめてみたのがこちら。
いろいろと参考にして自分で作成してみました。
このイラストに載せきれないものもいくつかあるのですが、スペース的にもこれが限界です(笑)
まだ見たことがない現象がたくさんあるので、撮影して紹介したいですね。
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