CMOSカメラで木星撮影

惑星

秋晴れの日が続くようになってきたので、先週久しぶりに天体観測へ。

今回は、今の星空でとりわけ明るい木星です。

CMOSカメラでの惑星を撮影する際は、動画を撮って鮮明なフレームだけを抽出し、専用ソフトで重ねて加工する、

スタッキング処理が必要になるのですが、私はまだその域には届いていません…。

なので、まずは短時間の露出で大量に撮影したものを重ねて加工することにしました。

とりあえず、露出時間0.0005秒、ゲイン400で撮影した木星がこちら

ASI385MCで木星を撮影 露出時間0.0005秒 ゲイン400 1枚のみ

ほぼ真っ白に映っていて、画像も荒いですね。

目を凝らしてみると木星の縞模様が斜めに入っているのですが、分かるでしょうか。

ガリレオ衛星もかろうじて見えています。

同じ写真を500枚重ねてソフトで加工すると、

ASI385MCで木星を撮影 露出時間0.0005秒×500枚(計0.25秒露出) ゲイン400 ステライメージ9で加工

500枚を重ね、合計で0.25秒の露出時間にしたものですが、輪郭や縞模様がはっきりとしてきましたね。

一眼レフではなかなかうまく撮影できなかったので、CMOSカメラでここまで映るとは感激です。

なお、映っているガリレオ衛星は、上からイオ、ガニメデ、エウロパです。

カリストはこちらから見て木星の裏側に入っているようですね。

また、上の写真の明るさを若干落として、眼視で観測した状態に近づけてみました。

Photoshopで明るさを下げ、コントラストを上げて調整

まだしばらくは明るい木星が見られるので、画像処理のテクニックも高めてみたいですね。

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