実家の近くに「八丁畷(はっちょうなわて)」という駅があったからなのか、日本最小のトンボがハッチョウトンボだということは、小学生の頃には知っていました。
1円玉サイズのトンボらしいのでどうしても見たかったのですが、近所で見られるトンボはアキアカネくらいなので、当時は目にする機会はありませんでした。
宮崎に来てしばらくして知ったのですが、なんと宮崎市内から遠くない、高鍋湿原でハッチョウトンボが見られるんですね。
子どもの頃の願望を叶えるべく、大人の昆虫観察です。
トンボが多くみられるのは、トンボの橋を渡った西部湿原の方。
特に西部の奥の方にある、
この辺のエリアにハッチョウトンボがたくさんいます。
飛び回っているわけではなく、地面付近の草につかまって休んでいることが多いので、よく見ると緑の中に赤い斑点が見えてくると思います。
体長が2センチ程度と極めて小さいのですが、オスは体が赤いので比較的見つけやすいです。
なお、メスは茶褐色なので草木の色に紛れ込みます。
今回はオスの近くにメスがいたのですぐに見つかったのですが、ピンボケなのが残念…。
5月から9月ごろまで見られるので、もう1度撮影しに行きたいところ。
また、湿原だけあって、トンボの種類も豊富です。
腹部がやや膨らんでいるのがハラビロトンボ。
オスとメスの色が対照的なので、別種かと思いました。
水辺では、ベニトンボの鮮やかな色が目を引きます。
キイトトンボは草地に溶け込んでますが、運よく気が付きました。
帰り際にベニカミキリを発見!
ヤンマ系のトンボも見かけたのですが、颯爽と飛び去ってしまったので、次の機会に撮りに来るとします。
久しぶりにまじめに昆虫観察をしたけど、楽しかった。
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